【入籍記念日】プロカメラマンが薦める新しいフォトウェディングの形

【入籍記念日】プロカメラマンが薦める新しいフォトウェディングの形

写真/ビデオ
Updated: 2021-10-15
ウェディングフォトグラファー明山敬太が「入籍記念日」を記録として残すオススメの方法をお伝えします。必ずしもプロに頼む必要はありません。自分たちでVlog風に撮るもよし、仲の良い友達に撮ってもらうのもよし。とにかく入籍する1日の記録を、動画や写真に残すことを強くオススメします。実際に入籍記念日に撮影した動画を見ながら記録に残した方がいい理由をお話し、新しいフォトウェディングの形をご紹介します。これから入籍届を出す方は是非参考にしてください。

入籍記念日は「家族1日目」

入籍日は女性にとっては名字が変わる日です。正式に一緒に暮らし始めるカップルもいるでしょう。法律上夫婦になるとても大切な日です。

結婚式で思い出を記録に残すことももちろん大切ですが、入籍日も結婚式と同じくらい大切だと考え、弊社PICNIKOでは入籍日を「家族1日目」(FIRST FAMILY DAY)と呼んでいます。結婚式は結婚するおふたりとゲストの方にとっての大切な日であることに対し、入籍日はおふたりとご家族にとって大切な日だと思います。

入籍の思い出は動画でも残した方がいい

入籍日の写真といえば、市役所の前で入籍届けを持っているものをよく見かけると思います。もちろんその写真もとても重要。ですが、それ以外にも入籍日の思い出を動画に残すことがオススメです。

動画と写真って何が違うの?と思っている方に違いをお話します。

写真では残せない「音」

写真と動画の大きな違いは「音」が残せることです。

入籍当日におふたりが交わす何気ない会話、おふたりが考えていることや、昨日の晩ご飯の話、お互いの家族のこと、結婚式の準備中のおふたりなら準備についてもお話するかもしれません。そして当日のおふたりのやりとり、入籍前の緊張した様子、会話がおぼつかなかったりする空気感なども動画には残ります。

また会話以外にも、何気なく聞こえる「音」も残せます。家の近くで聞こえる鳥のさえずりや、線路が近ければ電車の音が聞こえるかもしれません。動画に残った何気ない音が将来その動画を見たとき、当時の環境を懐かしくリアルに思い出させてくれます。

「音」は写真では絶対に残すことができません。

表情が変わる瞬間「ストーリー」

写真と動画の大きな違い、もうひとつは「表情の変化」が残せることです。

お互いの大切な人の何気ない表情から、笑っていたり、おどけていたり、表情が変わる瞬間を残すことができます。もちろん写真でも笑っている表情も何気ない表情も残せますし、瞬間、瞬間は残せます。ですが動画で見た方が表情が変わる瞬間や一連のストーリーが見れるので、見返したときにより鮮明に記憶が蘇ってきます。

入籍記念には写真も大切

写真と動画の違い、動画でしか残せない音や変化についてお話しましたが、写真より動画が絶対にいいというわけではありません。

一枚の写真からその前後や、色々なことを連想させてくれる写真はやっぱり大切です。写真も動画も、両方残すことをオススメします。

入籍記念日をタイムカプセルとして

先にお話ししたように動画には音と表情が残せます。入籍から5年後、10年後、映像を見たときにその時ハマっていたことや、狭いアパートに住んでいたといった思い出がより鮮明に蘇ります。

「声」が残せるからこそ、未来の自分へのメッセージを残すこともできます。将来もし子どもができたとき、お二人の若い頃を映像で見ることができるのは貴重ですよね。子どもに自分たちが家族になった日を見てもらうこともできます。子どもが結婚するタイミングで見てもらえると、より思い入れができるのではないかと思います。

喧嘩をした時や、入籍記念日に見返す

入籍日の記録は、ケンカして仲直りができないときに見返すのもオススメ。

毎年入籍記念日に見るというルールを決めて、初心を忘れないようにするのも仲良し夫婦でいられる秘訣です。

実際の入籍記念日「家族1日目」の映像と撮影秘話

それでは実際に入籍日を記録に残したおふたりの映像をご紹介します。

この日は花嫁さんに白いワンピースを着てもらって花婿さんが花束を渡すというプロポーズの再現をしました。私自身もすごく感動したのを覚えています。朝から少し緊張感のあるおふたりの会話や、走る車から見える景色、おふたりの住んでる街並み、入籍前と入籍後で表情が違って見えたり。動画を見返すと当時の二人のことを思い出すので、ふたりが見るとより鮮明に思い出が蘇るんだろうなと思います。

花嫁さんの亡くなられたお母さんのお墓に結婚の報告に行った場面では、夕暮れ時ということもあり、本当にお母さんに想いが届いたように感じる瞬間でした。

こちらにおふたりの記事もありますので併せてご覧ください。

2021-07-09
【家族一日目】Arisa&Koji from Tottori(鳥取)

「家族1日目」を新しいフォトウェディングに

入籍日は結婚式や前撮りと違って、普段の自然なおふたりの表情や瞬間がありのまま残せます。何気ない一日かもしれませんがふたりにとってはとても大切な日です。

この記事を見て「家族1日目」を動画や写真の記録に残したいと思っていただけると嬉しいです。

この記事のまとめ

入籍日はおふたりやご家族にとってとても大切な「家族1日目」です。写真はもちろん動画でも記録を残すのがオススメ。動画には「音」や「表情の変化」が残せるので、見たときに鮮明に記憶が蘇ります。タイムカプセルのように見返したり、ケンカしたときや記念日に見返したりすると、いつまでも初心を忘れず仲良し夫婦でいられるはず。

結婚式当日や前撮りとは違って、普段の自然なおふたりを記録に残せる「家族1日目」が、新しいフォトウェディングとしてオススメです。

presented by
Director / Camera
Keita Akiyama
大阪拠点のウェディングムービー制作会社、PICNIKO(ピクニコ)所属。ダンス・自主映画制作ドラマ制作を経て、2016年にPICNIKO入社。