前撮り撮影スポットの選び方と、関西オススメ前撮りスポット3選

前撮り撮影スポットの選び方と、関西オススメ前撮りスポット3選

写真/ビデオ
Updated: 2021-08-06
結婚式当日に飾ったり、オープニングムービーやエンドロールにも使える前撮り撮影。今回はプロカメラマンが撮影スポットの選び方のコツと、関西のオススメ前撮りスポット3選を実際のお写真と共にご紹介します。これから前撮りをされる方は是非参考にしてください。

前撮りは動画でも残せるとなお良し!

私が所属するウェディングムービーを手掛けるPICNIKO(ピクニコ)は前撮りの際に、写真と同時に動画も残せるのが特徴です。

前撮りの写真に加えて動画もあると、結婚式のオープニングムービーやエンドロールにも使えます。何より二人の思い出を鮮明に残せるのでオススメです。

前撮りスポットの選び方

肝心な前撮りの場所ですが、写真にうつる背景や『映える』場所であること、雰囲気などで決めてしまいがちです。もちろんそれも大事なポイントですが、実は『撮影自体を楽しめる場所』であることが最も重要です。

二人が楽しめる場所、という観点から撮影スポットの決め方のコツを紹介していきます。

静かな場所を選ぶ

静かな場所であることは非常に重要です。車や人通りが少ない場所を選ぶとよいでしょう。人や車、特に救急車やクラクションの騒音があると目線が取られてしまいます。撮影になかなか集中できず、せっかくのいい雰囲気から表情が離れてしまうことも。

特に自然の中、山や川や海で撮影するのがオススメですが中には人が多い場所もあると思います。そんな時は人のいない時間帯、例えば早朝に時間をずらして撮影するのもオススメです。

人が多い場所でドレスやタキシードを着ていると、『おめでとう』とお祝いのお声をかけていただくこともあるのですが、撮影からは気が逸れてしまいますよね。二人だけの空間、二人だけの世界の中で撮影をする方が、雰囲気がより良い感じに残るので、是非静かな場所を選んでみてください。

二人の思い出のある場所を選ぶ

プロポーズの場所や普段二人でよく行く場所、初めてデートした場所や告白された場所、行きつけのお店なんかでもいいでしょう。生まれ育った故郷が同じだったら地元の風景の中で撮影するのもいいですね。二人の思い出があれば、それだけでその場所にはすごく価値があります。

結婚式で飾るための写真を撮影するだけではなく、撮影自体を記念に残る時間にするために、二人の思い出の場所を選ぶのはオススメです。

例えばプロポーズの場所で撮影した場合、ここでプロポーズしたけど前撮りではこんな風に撮影したね、とプラスで二人のストーリーが残りますよね。見返したときの写真や映像の価値が変わってくるでしょう。

関西のオススメ前撮りスポット3選

思い出の場所と言っても、あまりイメージがない方もいらっしゃると思うので、関西で個人的にオススメのロケーションスポットを3つご紹介したいと思います。

生石高原

秋のススキの時期は特に綺麗です。太陽が出ているとススキが透き通って黄金色に光ります。二人の奥にススキがあると、後ろがキラキラした絵になります。

ススキだけではなく高原というロケーションなので見晴らしも良く、岩場もあるので『インスタ映え』と言われるような写真が撮れます。

最近は人気スポットになってきたので、平日の方が人も少なく静かでオススメです。

光が入りススキが透き通るように輝いています。ススキと一体化してるようなイメージの撮影ができます。

宮崎ノ鼻

和歌山県にある宮崎ノ鼻は山と海が両方撮れるハイブリッドロケーションです。大阪から一時間半程で行けるという立地も大きなポイント。

移動時間が長くなってしまうと朝が早く帰りも遅くなってしまうので、どうしても疲労感が残ってしまいがち。当日を楽しい思い出として残すためにも、出来れば出発地から一時間半から二時間以内のロケーションを選ぶといいでしょう。

山と海の写真が両方撮れます

崖や岩場もあります。

映像でも残される方は、撮影場所にバリエーションがあった方がストーリーが作りやすいのでオススメです。

海のイメージも山のイメージも撮りたい!と、ロケーションの移動を考えられる方もいらっしゃるかと思いますが、山に行ってから海!とスケジュールを組んでしまうと『次のロケーションがあるから何時までに出ないといけない』と気持ちが焦って思い通りの撮影が出来なかったり、二人の緊張感にも繋がってしまいリラックスした撮影ができない可能性があります。

一つのロケーションに山と海があるというのは、素敵な場所だと思います。

鳥取砂丘

砂漠、砂、砂丘です。

大阪からは少し遠くて片道3時間ほどかかってしまうのですが、より特別な、現実離れした世界観になるのでオススメです。近くに海もあるので海のイメージと砂丘の両方が撮影できます。広大な土地なのでドローンが飛ばし易く、ダイナミックな写真や映像が撮れます。

オープニングムービーなどでこのロケーションの映像を流すと、これ海外ですか?とびっくりされることも多いオススメスポットです。

砂のグラデーションと青空のグラデーション。

砂で足が取られてしまうので、サンダルや裸足で撮影するのもいいですね。

この記事のまとめ

前撮りでは写真はもちろん、より鮮明に当日の思い出や二人の雰囲気が残せる動画の撮影もオススメです。

個人的なオススメスポットもご紹介しましたが、ロケーションを選ぶポイントとして大切なのは『二人が楽しめるロケーション』であること。静かな場所や二人の思い出の場所を選んでみてください。リラックスした二人の表情や、楽しんでいる様子が撮影できると思います。

この記事を参考に、ロケーション選びから楽しんでもらえると嬉しいです。

presented by
Director / Camera
Keita Akiyama
大阪拠点のウェディングムービー制作会社、PICNIKO(ピクニコ)所属。ダンス・自主映画制作ドラマ制作を経て、2016年にPICNIKO入社。