前撮り写真のポージングのポイントを、プロカメラマンが伝授!

前撮り写真のポージングのポイントを、プロカメラマンが伝授!

写真/ビデオ
Updated: 2021-07-02
結婚式の前撮りではどんなポーズを残したいかイメージはありますか?この記事では前撮り撮影の際に抑えておきたいポージングについてお話します。姿勢やブーケの持ち方、目線などのポイントをプロカメラマンがご紹介するのでこれから前撮り予定の花嫁さんはぜひ参考にしてください。

前撮りのポージング【正面のカット】編

実際にモデルさんを撮影しながらポイントをお伝えしていきます。

姿勢を正してリラックス

正面からのカットでまず注意すべき点は姿勢です。しっかりと正してから深呼吸。肩の力を抜いて、リラックスして臨みましょう。普段より少し顎を引くよう意識すると良いでしょう。

ブーケの位置は撮影する写真で使い分ける

ブーケを持つ位置はどのあたりをイメージしていますか?実は撮りたい写真によってブーケを持つ位置は使い分けます。お顔のアップを撮る際は胸元、グッとお顔の近くまで位置を上げます。

バストアップや全身を撮る際はおへそのあたりにお花がくるように持ちます。その際は脇を広げてしまうと腕が太く見えてしまうので、脇は閉めストンと腕は下ろしてしまうのがオススメ。

おへそや胸元以外にも、ブーケの位置を左右に振ることでも写真のバリエーションが増えます。

太陽の方に視線を向ける

カメラ目線とは別で太陽の方に目線を向けるのもオススメです。お顔が明るく綺麗に映り、鼻筋や首筋に影ができ、カメラ目線とは違った印象になります。

前撮りのポージング【バックショット】編

後ろ姿では背中のラインとドレスが綺麗に見えるように注意しながら撮影していきます。

背筋を伸ばして顎を引く

バックショットでも姿勢には注意しましょう。背筋を伸ばすと顎も上がってしまいがちなので、顎は引き気味に。

ブーケは自然に持つとオシャレに

ブーケは色々な持ち方があります。胸元やおへそのあたりで持つときのようにお花を上に向けて持つこともできますが、腕を下げる場合は力を抜いてお花を下に向けて下ろした方がナチュラルです。

前撮りのポージング【座りカット】編

座ると全身が映しやすく、ブーケとお顔が近づくので可愛らしい雰囲気の写真が撮れます。

前撮りのポージング【Tips】編

目線で「気持ち」をつくる

どこを見ているかで気持ちをつくりポーズをつけた方が、ポーズだけを指定するよりナチュラルな写真になります。ブーケに目線を向けて、触れてみたりして気持ちをつくると、硬くない自然な表情が撮れます。

ブーケの「赤ちゃん抱っこ」持ち

ブーケは聖火を握るように持つだけでなく赤ちゃんを抱くように包んで持つとまた違った雰囲気の写真が撮れます。

動画のような動きのあるカット

振り返った時にひらりとドレスの裾が動くような、動きのある写真もオススメ。思い切ってひらひらさせることでドレスや表情にも動きのあるバリエーションが撮れます。

ブーケに触れたり、ブーケを太陽に向けてみるのも動きと共に自然な表情が出てオススメです。

この記事のまとめ

前撮り撮影のポージングで重要なことは、姿勢、目線、ブーケの持ち方。背筋を伸ばして顎は引き気味に、カメラ目線以外にも、太陽やブーケに目を向けると自然な表情を残せます。ブーケはお花を上にして聖火のように握るだけでなく、下向きにラフに下ろしたり、両手で包むように抱きしめるのもオススメ。ドレスの裾を揺らしたりブーケに触れたり動きをつけると自然なカットが撮れますよ。

presented by
Director / Camera
Keita Akiyama
大阪拠点のウェディングムービー制作会社、PICNIKO(ピクニコ)所属。ダンス・自主映画制作ドラマ制作を経て、2016年にPICNIKO入社。