春の結婚式でオススメのお花8選!フローリストが旬をご紹介

春の結婚式でオススメのお花8選!フローリストが旬をご紹介

演出/小物
Updated: 2022-03-18
結婚式場を飾ったり、ブーケやブートニアにしたりと、結婚式に欠かすことができないお花は、季節によって旬があることを知っていますか?実は「街中での旬」と「結婚式での旬」は少し時期がずれるので注意が必要です。使いたいお花が結婚式で使えなかった…と残念なことにならないように、この記事ではフローリストが春の結婚式にオススメのお花をご紹介します。

「式の日に旬のお花」を調べておく

花嫁に人気のアネモネは12~3月、好きな花としてよく名前が挙がるヒマワリは7~9月というように、生花は季節により入荷する時期が限られています。InstagramやPinterestで好みの画像を集めても、挙式日によっては使えない場合があります。挙式日が決まっている花嫁さんは打ち合わせ前に、挙式日に旬のお花を調べるようにしましょう。

お花にこだわりたい方は、お花の季節に合わせて挙式日を決める方法もあります。実際、私はパンジーが好きなので、結婚式をするならパンジーの咲く春にしたいなと思っています。

特に使いたいお花のイメージがない方は、季節のお花でお任せするのがオススメです。結婚式を挙げた時期に咲くお花として、ふたりの思い出に深く残ると素敵ですね。

結婚式にオススメ!春のお花

結婚式で使うお花は街中で出回るより1ヶ月〜2ヶ月前が旬です。ネットで調べると、春のお花は3月から5月と紹介されている場合が多いですが、結婚式で使うお花は1月から3月が旬のものが多いです。

またどの花にも言えることですが、野菜と同じで気候によって旬の時期も変わるので、使える時期が早くなったり遅くなったりします。使いたいお花がある場合はフローリストに細かく確認しましょう。

ここからは具体的に、春の結婚式にオススメのお花をご紹介します。

【桜】和洋どちらも合わせやすい

春といえば多くの日本人がイメージする桜。和装にも洋装にも合わせやすく、結婚式のお花としても大変人気です。

実は結婚式で桜を使う場合、まだ咲いていないつぼみの状態で入荷し、結婚式当日に合わせて一週間かけて開花させるという調整をします。そのため、街中では4月頃によく目にしますが、結婚式で使う場合の旬は3月です。2月から出回り始め、3月になると使える種類が増えます。

【チューリップ】韓国の花嫁には定番

丸みを帯びた曲線がかわいいチューリップ。小学校や花壇など、色々な場所に咲いていて、多くの人に馴染みがあると思います。最近ではたくさんの色味や品種が増え、先の尖ったものなど変わった形のものも出てきています。結婚式でも使われることが増え、韓国の花嫁さんの間では定番になっています。

花言葉は「真実の愛」。早いものは12月後半に出始めますが、旬は1月から3月です。品種によって咲く時期が異なるので、使いたい色をフローリストに伝えると良いでしょう。

【アネモネ】ブーケに人気

アネモネは12月から出始めますが、高価なものもあり、安定して使えるのは1月から3月です。4月になると気候にもよりますが、だんだんと状態が悪くなってきます。

ブーケに入れたいという声も多いですが、挙式日と時期が合わないケースもよくあります。どうしても取り入れたい場合は、早めにフローリストに相談しましょう。最近は造花のクオリティも上がっているので、アーティフィシャルフラワーを使うことも検討してみてください。

【スイートピー】香りも思い出に

香りが良く人気のスイートピー。装飾にたくさん使うと、会場全体が柔らかい香りに包まれます。香りそのものが思い出として残せるオススメのお花です。色を染めているものもあり、たくさんのカラーから選べるのもオススメポイントです。もちろん組み合わせても使えますが、スイートピーだけを束ねたシンプルなブーケも人気です。

【ラナンキュラス】色も形も豊富

薔薇と間違えられやすいお花ですが、薔薇と比べると花びらに透け感があり繊細です。コロンとした丸いものが多いですが、最近では花びらがヒラヒラとしたものや、ギザギザなものも出てきています。品種も色味も豊富なので「ピンク系」「アンティーク系」など、色や雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。

【ミモザ】ドライにして残せる

3月8日はミモザの日。海外では男性から女性にミモザを贈る習慣があります。ドライにもなるお花なので、会場いっぱいをたくさんのミモザで飾った後で、装花を持ち帰り、ドライにして楽しむこともできます。黄色で春らしく華やかな雰囲気になります。

結婚式にオススメ!春〜初夏のお花

【すずらん】希少なお花

5月1日は「すずらんの日」です。すずらんは4月後半から5月頭の時期に出回る希少なお花で、すずらんのみの小ぶりなブーケもオススメです。繰り返しになりますが気候により時期が変動するので、すずらんを使いたい方はフローリストに時期を確認してくださいね。

【シャクヤク(芍薬)】大きく咲くお花

花びらが多く、大きく咲く芍薬。白や淡いピンクが主流ですが、シックな赤、濃いピンク、サーモンピンクなども人気です。5月後半〜6月が旬の初夏の花で、シャクヤクを持ちたいから5月に式を挙げるという方も多くいます。桜と同じくつぼみの状態で仕入れ、結婚式当日に向けて咲かせるお花です。500円玉サイズの硬い太鼓のバチのようなつぼみから1週間かけて手のひらサイズに咲かせます。

通年使える、結婚式にオススメのお花

お花にはそれぞれ旬のシーズンがあることを紹介しましたが、ハウスで育てていて通年使えるお花もあります。かすみ草や薔薇などがその代表です。どちらも旬はありますが通年手に入れることができます。

この記事のまとめ

お花には旬の時期があること、結婚式に使うお花は街中で見るより旬が早いこと、通年手に入るお花もあることをご紹介しました。結婚式にオススメのお花と旬を知って、ブーケや装花のプランニングに役立ててくださいね。

presented by
フラワーコーディネーター
ウミ
日比谷花壇にてブライダルコーディネートに従事したのち、神戸の塩屋でフラワーショップ”u3“をオープン。 週末限定の花屋を運営しながらブライダルのトータルコーディネートをはじめ、ディスプレイなど多岐に渡るお花の仕事に従事。 敢えて得意なテイストは作らず、お客様に合わせたその方らしいお花を作ることを目指しています。